逆子

最近逆子になってしまった妊婦さんが来院される事が結構あります。

 

逆子のまま出産することは母子ともに危険で、逆子が治らなかった場合は帝王切開での出産になってしまいます。

 

 

逆子になるメカニズムは明確にはわかりませんが主な原因としては

 

足の冷えにより相対的にのぼせを生じて逆子になるケース

・精神的なストレスによりのぼせて逆子になるケース

・目の使いすぎによりのぼせを生じてしまい逆子になるケース

・甘い物を食べて胃腸の働きが弱ってしまい上の方にのぼせてしまい逆子になるケース

 

このように逆子になってしまう原因はいろいろあります。

 

一般的には妊娠25週~30週が逆子が治りやすいと言われています。

 

病院にて逆子体操を指導されても実際には治る確率は低く、反対に腰を痛めた人も少なくない様です。

 

逆子の鍼灸治療はお腹のスペースさえあれば妊娠39週でも治ることはありますが

 

妊娠31週から治る確率が下がってしまうので、逆子になってしまった場合はなるべく早めに

通院して下さいね!!

 

逆子治療をして治る場合は2週間以内に治ります。1、2回の治療で治った例が多いです。

 

妊娠31週を過ぎても治療をしてみてお腹の赤ちゃんが良く動く様ですと治る可能性がありますので

様子をみながら治療をしたいと思います。

牛肉でお腹が下る!?

牛肉を食べた後にお腹を下してしまう方が多くいらっしゃるということを御存じでしょうか!?

 

焼肉、すき焼き...牛肉を使った料理は数多くあるのですが、

鶏肉や豚肉を食べた後には下さなくても、牛肉を食べた

後だけ下してしまうのは何故でしょう??

 

それは、牛肉に含まれる牛脂(脂肪分)が他のお肉と比べて多いから

だと言われています。

リパーゼという脂質消化酵素が、牛脂をうまく代謝できていないことが考えられます。

 

焼肉ではカルビはおいしいですが、脂肪分が多いので

控えると良いでしょう。

ヒレ肉などの脂肪分が少な目のお肉を選んで食べると

お腹に優しそうです。

 

いつも当ブログを見てくださってありがとうございます!!

舌診

今回は、舌診についてお話しさせて頂きます。*写真は実家の犬(シーズー)です。

 

東洋医学に用いられる診断方法のひとつで望診・聞診・問診・切診の四つで四診と呼び舌診はその中でも望診に部類されます。

この四診を簡単にまとめますと、、、

 

望診:体の状態を見る方法。顔面診や舌診

聞診:患者さんの呼吸音や声を「聞く」。体臭や口臭等の臭いを嗅ぐこと。

問診:主訴や家族歴や既往歴などの症状を「問う」こと。

切診:「切」とは、体に触れることで、脈診やお腹を触る腹診もこれにあたる。

 

舌診」とはその名の通り舌を診ることなのですが、舌の色や形や舌の潤いや舌の苔の状態を診たりします。

 

健康な状態の人の舌はピンク色で薄く白い苔があり適度に潤っています。

 

普段、他人の舌を診る機会のない方はご自分の舌の状態と比較することは難しいかもしれませんね。

 

舌の色と苔の量を普段から観察してみると面白いですよ!!

 

飲食不摂生が続いた時は舌の中央部分(胃腸系統)に苔がべっとりとついた状態になったりします。

 

精神的なストレスがあると舌先に赤いポツポツがあったりもしますね。「紅刺舌」

 

舌の色は、大きく分けて赤・白・ピンクの3種類あります。

 

赤色は、「熱証」であり、のぼせやほてり感、口内炎ができやすい状態。

白色は、「寒証」であり、手足の冷えや貧血、下痢等です。

 

舌の苔の色は、体に溜まった水分を表します。苔が白いと「寒湿」(湿気)が停滞していてその苔の厚みで量が多いのか少ないのかを判断します。

 

苔の色が黄色いと「湿熱」と言い、体に溜まった水分に熱が加わった状態です。

 

コーヒーや紅茶等、苔に色が付きやすい飲み物や食べ物を摂取した後は判断が難しくなってしまいますね。

 

皆様も鏡を見てご自分の舌を観察してみるとご自分の身体の変化に気が付くかと

思いますので、お時間がある時などに観察してみましょう。

生理周期

生理周期が乱れるという経験はみなさんありますでしょうか⁉︎

 

周期が短くなったり長くなったり、、、

最近では生理予定日を計算してくれるスマホアプリもある様なので

生理周期によって予定を組むなんて事も手軽に行える様になりました。

 

ここで本題なのですが、生理周期が短くなる、又は長くなる原因に

ついて説明させて頂きます。

 

原因としてはストレスによる心理的要因が一般的に認知されていますが、その他の原因としてはズバリ「体温」です。

 

簡潔に説明しますと、体が熱傾向になると生理周期が短くなってしまい、反対に体が冷えの傾向になると生理周期が長くなってしまいます。

 

エアコンによる体の冷えや、冷たい物を飲んでしまったり、体を冷やしやすい食品(砂糖、小麦)の摂取により体が冷えの傾向になってしまい、生理周期が予定より伸びてしまうケースが多くある様です。

 

対策としては洋服などによる保温や40℃以下の飲み物を飲まない様にし

体を冷やす食品の摂取は控える様にして下さいね。

 

生理周期が乱れてしまうと気持ち的に不安になってしまいますが、

原因は意外にも身近なところにあり対策もできやすいので安心して下さい。

顔面神経麻痺

今回は顔面神経麻痺についてお話させて頂きますね。

顔面神経麻痺とは、顔面神経によって支配されている顔面筋の運動麻痺の事を言い、わかりやすく言うと

ある日突然、顔が自分の思う通りに動かせなくなってしまうという症状の事です。

 

目が閉じない、口の中の水が漏れる、うまくしゃべれない、笑うと顔が曲がる等の症状から始まり、
涙がでる、目が乾く、額にしわが寄らない、口を膨らませられない

等の症状が出てきます。

この症状に男女差はありません。年齢も様々ですね。

顔面神経麻痺にも鍼灸治療は有効です。発症してから早めに来院されると早期の回復が見込められますが、時間が経過してしまっても症状固定になる前でしたら充分治る見込みはあるかと思います。

 

治療は行ってみないとわからないというのも実情ですが、この症状が発症する時は、患側の首の凝りから始まり首の凝りが早く取れれば症状が改善されていきます。

 

正座をすると脚が痺れるかと思います、立ち上がると足の痺れは取れますね、

首の凝りが起こると顔に行く血流が阻害されて麻痺が起こるのです。そこで鍼灸治療を行い首の凝りを緩めることができれば、血流が良くなるので治っていく!!

 

首の凝りを生じる原因は、人によりけり。

精神的なストレス飲食の乱れ(過食)や風邪を引いても凝りを生じます。

 

ここで意外と思われるかもしれませんが、風邪を引いて顔面神経麻痺を発症してしまったという方もいらっしゃいます。

 

多くの方が疑問に感じていることかもしれませんが、顔面神経麻痺に対して顔に鍼をする。首に鍼をするという事はありません。

首の凝りを生じてしまっている経絡に対してアプローチをかけるので一見して関係ないのでは?と思うような場所に鍼をしますが、安心して鍼灸治療が受けることができます。

 

顔の麻痺、、女性はもちろんのことですが男性も発症してしまうと人目が気になってしまいね。

 

万が一発症してしまった時や身近に発症された方がいらっしゃれば、ご相談下さい。

妊婦患者様の出血

妊娠患者様から多数のお問い合わせがあるのでお話させて頂きますね。

 

妊婦様が膣から出血するとびっくり!!「流産してしまったのではないか?」と

 

不安になってしまいますね。

 

通院されている産婦人科に問い合わせても病院からは「絶対安静にして下さい!!」と

 

言われるだけで原因がわからず、不安が倍増して不安が不安を呼ぶ負の連鎖、、、

 

そんな時、皆様ができる事、、、それは「安心する!!」こと

 

と言っても無責任に聞こえてしまうかもしれませんが。ちゃんとした理由があります。

 

実は、妊娠患者様は出血傾向(出血しやすい)になります。

 

妊娠初期から妊娠後期、出産に至るまで続きます。

 

それも出血する場所は問わず、粘膜という粘膜から出血しやすくなります。

 

鼻から出たものは鼻血、お尻からでたものは痔・・・

 

ふざけている訳ではありませんよ!!!!

 

このように身体の至る箇所から出血しやすくなります。

 

鼻血が出てしまったといっても不安になり慌てふためく人はあまりいませんね。

 

膣が切れてしまって出血しても「鼻血が出たんだ!!」と思えば、

 

不安感も和らぐのではないでしょうか!?

 

病院でいう「安静にして下さい」とは「原因がわからないので対処が出来ません」

 

という意味なのです。

 

確かに病院では出血を止める手立てはないでしょうし止血剤を使う訳にもいかない・・・

 

鍼灸治療では出血に対しても、精神的に安定させることにも対処することは、

 

可能ですのでいつでもご相談下さいね。

 

大切なことはいつでも「安心する」ということです。